phase 0

あっ・・・


唇がほんの少し乳首に触れた刹那、朱美の頬が一層赤らむ。


その反応に気づいた唇は上下に分かれ、朱美の乳首を吸い込むように咥えこんでいた。

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私はまるで新鮮な苺を頬張る蛇のようね

と蛇は一瞬だけほくそ笑んだ。

そして直ぐにその赤黒い舌を使い、屹立した苺をいとおしそうに一層ねっとりと舐めまわしていた。


緊張と共にカラダ中激しい快感に包まれ、思わず朱美の口から桃色の喘ぎがほとばしりそうになる。


しかし彼女は唇をかみしめ必死にこらえていた。


だ、だめっ・・・声が・・・出ちゃいそう・・・



一方、蛇は獲物を捉えた悦びに満ちたまま、次の行動を起こそうとしていた。



phase 1 : 5/20 Fri AM 8:23


「おはよう、朱美!」

幼なじみの琴音が紺色のスカートをなびかせて、後ろから明るく朱美に声を掛けてきた。


「朱美、浮かない顔してるね。どしたの?」

怪訝そうな琴美の胸元で赤いチェックのリボンが揺れる。

白いブラウスに映える色だ。


通学途中に昨日の出来事を思い出して、朱美は軽い頭痛とめまいを感じていた。


琴音はそんな朱美の様子もお構いなしに、昨日食べたスイーツの評論、ネットショップで見かけた可愛い服や同級生の噂に花を咲かせる。


「琴音さ、ちょっとごめん。静かにしてもらっていい?朝から頭が痛いんだ・・・」


「あ、ごめんね、朱美」


「うん、いいよ。」


気を遣うように少し前を歩く琴音の背中に「ありがとね」と心の中で感謝しつつ、朱美は教室に入っていった。



昼休みが近づくころ、朱美の頭痛はようやくマシになってきた。

「(あの時、どんくらいお酒飲んだんだっけ・・・)」


「朱美!体調大丈夫?お昼はどうするの?」


琴音と美紀のいつもの面子が明るく声を掛けてきた。


「あたしはいいよ。今日は何も要らないの。」


「なーんだ、じゃあ朱美の分のパン、私と美紀とで食べちゃうからね。」

「どうぞどうぞ。」

「やーめーてよー琴音、そんなことしたらあたし太っちゃう。見てよ、このお腹。」

「いやー美紀様のおっぱいには敵いませんよ。それにお腹出てないじゃん。」


賑やかに売店に走っていく琴音達を見送った跡、朱美は席を立ち教室を出た。


風にあたりたいな・・・


足取りは自然と屋上に向かっていた。



phase 2  PM 0:12


屋上へ向かう階段は上がるごとに薄暗くなっていく。

それもそのはずだ。

普段は立ち入り禁止の屋上なので、階段上の天井の電灯も消してある。

屋上への扉の窓から差し込む光だけが、闇を和らげているのだ。



しかし朱美は屋上扉の合鍵を持っていた。

以前階段で落ちていたのを見つけ、こっそり確認していたのだ。

ガチャッ

ギィィィィ

音が階下に聞こえないように、そーっと鍵を開けてゆっくりとノブを回して静かに扉を押した。



まぶしい光が収まると同時に、朱美の目の前には5月の空がどこまでも広がっていた。

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ここはビジネス街から少し離れて高い建物もないから、見晴らしがいい。

少し錆びた鉄の手摺に両手でついて、風にあたる。

風がミディアムショートの髪をなびかせ、その強さに目を細めた。


「うー!気持ちいいなぁ」

思わず声が出る。


その時、不意に昨日の出来事が頭の中をよぎってきた。

「あたしは瑞希先輩に誘われたんだよね・・・」

朱美は知らずひとりごちていた。

「で、先輩の自宅に行ったんだ。ご両親が留守だからって、先輩ったらワイン出してきて・・・」

「あーその後憶えてないわ。あたしお酒初めてじゃないけど、結構飲んだみたい。」

「飲んだ後のこと思い出そうとすると、頭痛が激しくなるのよね。」



phase 3 PM 0:28

「誰と誰がワインを飲んだですって?!」

「えっ!」

振り返ると、そこに理科教師の黒谷由梨が腕組みをして立っていた。

「黒谷先生、聞いていたんですか?!」


「立ち入り禁止の屋上に無断で入って、しかも昨晩はワインを飲んでいたですって!」

と、言葉尻はきついが、眼鏡の奥の瞳はニヤニヤとイジワルそうな笑みを浮かべている。


理科教師である黒谷由梨は、朱美のクラスの副担任だ。

高身長かつ高学歴で、そのキレのある巧みな弁舌で頭が上がらない男性教師も多い。

それに加え、美人でスタイルも良く女子生徒には人気もあるのだが、少々朱美に対し高圧的なところが苦手だった。



「い、いえ。そんなことはありませんですよ・・・」

ドギマギする朱美を横目に黒谷は続ける。


「そうね、鍵の窃盗、禁止区域への無断立ち入り、未成年の飲酒。」

「これだけの校則違反をしたのだから、それ相応の処分よね。分かるでしょ?」

黒谷は風になびく白衣と共にツカツカとヒールの音を固いコンクリートに響かせ、朱美の罪を数えるようゆっくりに近づいてきた。


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「先生、まさか停学なんてないですよね・・・?」

「そのまさか、ありえるかもよ。橘さん、あなた出席日数ヤバイのよね。」

キスが出来るくらいの距離まで顔を近づけて、黒谷は朱美に真顔で告げた。

「でも・・・」

「でも?」

「条件によっては見逃してあげるわよ。」



phase 4  PM 0:46

「えーっと、先生、条件て何ですか?」

少しおびえながら朱美は訊いた。

「今度、学園祭に物理部はイベントやるらしいの。それの買い出しに付き合いなさい。」

「はぁ、よかった。私停学になるくらいなら、何でもやります!」

朱美はほっと胸をなでおろした。


原因不明の体調不良が続き、高校2年になってからは休みがちだった。

そのため、出席日数がなんとなく心配になる。

「(ここで停学なんかしてたらアウトかも。進級できないとマズイ・・・)」



「なら今日の夕方午後5時に学校の物理室に来なさい。それに、もう昼休み終わるわよ。」

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「あと、ここの鍵。」
立ち去ろうととする朱美に、左手の平を差し出す。
「は、はい!じゃあ先生、失礼します。」

朱美は合鍵を渡すと同時に、そそくさと黒谷の横を抜けて扉へと向かった。


その背中を見送る由梨の瞳は悦びに満ちていた。


phase 5 ; 5/19 Thur PM 4:05


先に声を掛けたのは蒼井瑞希の方だった。


西日が痛い午後4時。


橘朱美が校門を出る直前だった。


「橘さん、これから何か予定ある?」


朱美は瑞希の方に振り返って、このまま帰宅するつもりだと応えた。


「じゃあ、何もないのね。」


こくっと朱美が頷くと、瑞希が嬉しそうな顔をして言葉を続ける。


「よかったら、うちで夕飯を一緒に食べない?」


「しばらく両親は旅行で出掛けているし、食事も一人だと味気ないし・・・」


去年まで在籍していた美術部の先輩の蒼井瑞希。

先輩って、どこかクールで近寄りがたい印象・・・

でも何度か作品の仕上げをさり気なく助けてくれたっけ



「いいですよ。蒼井先輩!」


夕飯ぐらいいいよね、お母さん


「よかった!断られたらどうしようかと思ってたの。」


嬉しそうにはしゃぐ瑞希の笑顔に、朱美も心なしか安堵を覚えていた。


蒼井先輩の嬉しそうな顔、はじめてかも


瑞希の微笑みの理由を、この時まだ朱美は知る由もなかった。



phase 6 PM 5:02

年下のようにはしゃぐ瑞希に、朱美は少々驚いていた。

蒼井先輩ったら、意外と子供っぽいんだな~

瑞希の家に立ち寄る前に、スーパーで夕飯の買い物をする二人。
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橘さん、どれが食べたい?魚もいいけど、やっぱりお肉かしら?

嬉々として買い物を続ける瑞希に、朱美は普段よりも親しみを感じていた。

蒼井先輩って、結構楽しい人なんだ

瑞希の様子に合わせて、朱美も次第にキャーキャーと楽しそうに品物を選ぶ。


「橘さん、あなたどうして美術部辞めたの?」

ショッピングカートを押す朱美の横から瑞希が質問してきた。

「えーっと、他の部員の子とちょっと揉めちゃって、めんどくさくなりました・・・」

「一人で絵を描いている方が楽なんですよ。」

ちょっとおどけた感じで答える朱美だったが、自分でも正直に答えたことに少し驚いた。

「ふーん。そうなの。実は私も美術部辞めたの。」

「あ、そうなんですか。」

「そろそろ受験の準備しないとね。まぁ遅いといえば遅いんだけど。」

「でも、辞めたおかげでこうやって橘さんと会えてうれしいな。」

「え?そうですか?あたしといてもつまらないですよ。」

「そんなことないわよ。」

たわいもない会話が徐々に2人の間の緊張を溶かしていく。


レジで会計を済ませた後、2つの買い物袋を仲良く2人で分けて持つ。

朱美の左手を瑞希の右手がそっと握ってきたのは、その時だった。


あっ、先輩・・・


握られた瞬間、瑞希は朱美に笑顔で返す。

「女の子同士だからいいでしょ?」

「あ、はい」

知ってる人に見られたらちょっと恥ずかしいな・・・

その思いとは裏腹に、手から伝わるぬくもりは朱美と瑞希の距離を徐々に近づけていた。



phase 7 PM 6:18

家に上がると服を着替える間もなく、蒼井瑞希はエプロンを着けた。

「調理は私に任せて、あなたは座ってくつろいでいてね。」

そんなことを言われても、初めて訪れた先輩の家。

くつろげと言われて、直ぐにリラックスできるほどの度胸はない。

それに自分がゲストとはいえ、相手は年上の先輩だ。気を遣わないわけにはいかなかった。

5分も経たぬ間に、ソファでファッション誌を読んでいた朱美はそわそわし始めた。

「先輩、何かお手伝いしましょうか?」

「じゃあ、手伝ってもらっていい?」

朱美の気持ちを知ってか知らずか、瑞希が笑顔でお願いする。

「それじゃ、野菜を切ってもらえるかしら?私はこっちで肉の下ごしらえするわ。」


瑞希の家はタワーマンションの高層階にあり、優雅な暮らしぶりが伺える内装と間取りだった。

キッチンはアイランド型で、複数の人数でも広々と使えるスペースがあった。

朱美は壁のカウンター側、瑞希はアイランドテーブルにいた。


phase 8 PM 6:39

「痛っ!!」

ガタン!

思わず手にした包丁をまな板に落とす朱美。

謝って包丁で自分の左人差し指を切っていた。


「橘さん、大丈夫?!」

瑞希が心配そうな顔で、朱美に近づいた。

(し、しまった・・・料理あんまりしないから、慣れてないんだよね)

日頃の家事手伝いの怠慢を、朱美は内心後悔していた。


白いまな板の上に広がる鮮血。


「指を貸して!」

とっさに瑞希は朱美の左手を取り、血が噴き出している人差し指を自分の口に含んだ。

「先輩!?」

突然の瑞希の行動に、朱美は自分がどうしたらいいのか分からず戸惑っていた。


かいがいしく血を吸い取り、止血を行う瑞希。


(先輩の舌、当たってる?)


(あ・・・なんか、あれ、あたしどうしたのかな・・・)


(蒼井先輩の舌がなんだか・・・絡まってねっとりしてくる・・・えっ!?)


気づけば、瑞希は自らの口の中で朱美の指に舌を絡ませていた。

「ちょ、ちょっと!先輩。もう大丈夫ですから・・・」

「あ、ごめんなさい。ちょっとやり過ぎてしまったかしら。すぐに絆創膏持ってくるわね。」



パタパタパタと救急箱に向かう瑞希の足音を聞きながら、朱美は指の傷に味わった舌の感触の余韻に少し浸っていた。


あたし、なんだか胸がじんじんしちゃったな・・・


先輩は女の子なのにね・・・



phase 9 PM 7:20

ようやく料理が出来上がって、2人はダイニングに向かい合って座っていた。

朱美は普段あまり食べたことのない上質なレアステーキを頬張り、その味に満足していた。

「マジやばいです、先輩!この肉やわらかくておいしい!ソースがいいですよね。」

「あ、ほんとに?よかった~ソースは家族のお気に入りなの。」

瑞希は朱美の反応に、素直に喜びを感じていた。

「先輩、サラダもおいしいです。レシピ知りたいです。私も料理勉強しなくちゃ。」

「そう?いつでも教えてあげるわ。」


笑顔の瑞希がすっと席を立って、大型冷蔵庫の脇にあるワインセラーの扉を開けた。

「橘さん、これ、飲んでみない?」

くるっと軽やかに1回転して瑞希が朱美に見せたのは、年代物のロゼだった。

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「先輩、私達未成年ですよ~こんなもの飲んじゃいけませーん。」

口では反対する朱美の頬は、ほころんでいた。

以前、美術部展示会の打ち上げで軽くワインを飲んで以来、その味を覚えていたのだ。


トクゥトクゥトクゥ・・・

まるで水泡がはじける時のように、弾んだ心地良い音が部屋に響く。

そういえばと微かにゆったりとしたBGMが流れていたことに朱美は初めて気づいた。


ワインが注ぎ込まれたグラスを持つ2人。

「チアーズ!」

海外青春ドラマのノリで乾杯。

朱美はくいっくいっと活きの良い飲みっぷりで、瞬く間にグラスを空けた。



「あーおいしい。」

「美術部の打ち上げで飲んでからこの味に虜でした。」

「それからお父さんの秘蔵のワインをチビチビ盗み飲みしてます。お父さんはお母さんの仕業だと思ってるみたいですけど。」


テヘペロと屈託のない笑顔の朱美に、思わず瑞希もほほ笑んだ。


「あなたも好きなんだ、ワイン。」


「そうなんですよ。この年でアル中はヤバイですよね・・・」


甲高い2人の笑い声が部屋中に響く。



すると瑞希はいつの間にか錠剤を手にして、朱美に差し出した。

「これ悪酔いしないのよ。先に飲んどいたら?」

「あ、先輩ありがとうございまう~」


強くもないくせに勢いよく飲んでしまうのが、朱美の悪い癖だ。

少し呂律が回らなくなっていた。


朱美はそんな自分の癖に「いけないいけない」とつぶやきながら、瑞希の差し出した錠剤を一粒口に入れて、ワインで胃の中に流し込んだ。


瑞希はその様子を目を細めてうれしそうに見つめていた。



ほんと今日は良い日


私の思い通りに事が運ぶわ




phase 10 PM 8:31

どれくらい時間が経ったのだろうか・・・

朱美は自分がリビングのソファのうえに横になっているのに気付いた。

意識はあるが、はっきりと冴えない。
頭が少し重かった。

(ワイン飲み過ぎたんだ、あたし・・・)


時計を見ようとしても、スマホが手元にない。

ふと顔を横に向けると、ガラステーブルの上に自分のスマホがあるのを見つけた。

その傍らには2本のワイングラスがあり、まだ中身は残っていた。


朱美はスマホに手を伸ばそうとしても、なぜか手の自由がきかない。

(あれ?あたし、どうなってるの?これって夢?)


ふと顔を上げて右腕を見ると、頭の上に真っすぐ挙げられている。

気づけば両手は頭上でロープらしきもので縛られ、力を入れて揺すっても外れない。

無理に動くと、手首に食い込んで痛い。

酔いのせいもあってか朱美の力は思うように入らなかった。


(やだ!動けない!?)


足元を見ると、左右の脚がそれぞれ膝を折り曲げられて、ロープで器用に縛りつけられている。


ロープの先はソファの向こうに繋がっているらしく、両太ももが股間を中心にVの字を描くように大きく開かれていた。

股間を閉じようにも体の自由は失われていた。


制服のブラウスはまだ着たままだったが、フレアスカートは既に脱がされていて、お気に入りの紅いリボンが付いた白いショーツが露わになっていた。


(えぇぇこの体勢はかなり恥ずかしいよぉ・・・先輩はどこ?)


少し恐怖に我を取り戻し、辺りを見回すと、奥の廊下から瑞希がふらふらとこっちに向かってきた。

彼女もまた制服を着たままだが、胸元の赤いリボンは直接首で緩く留まっており、ブラウスのボタンが全て上から外れていた。

スカートは既に履いておらず、小さな青いリボンがセンターについた白いショーツと藍色のハイソックスのみになっていた。

両手には何かを握りしめている。


phase 11 PM 8:34 

「橘さん、気分はどう?」

気づけば唇に濃いルージュを引いていている瑞希。

リビングのほの暗い間接照明に照らされて、普段の顔つきがより大人びて見える。朱美はごくりと唾をのみ込んだ。


普段と違う様子の瑞希。

その濡れた紅い唇に見とれていた朱美は、我に返り喚いた。


「先輩!外して下さい!私が何か悪い事でもしたんですか?!」


紅い唇がゆっくりと開いた。


今日は橘さんの歓迎会なの

これは歓迎のための衣装ね

そしてこれからが本番なのよ


「どういうこと・・・ですか?」


怯える朱美の耳元に瑞希がそっと近づいて囁く。

「わたし、ずっと前からあなたのこと気になってた。」

「なぜだか分からない。」

「でも気がつけばあなたのことをずっと目で追いかけてたのよ。」


「えっ?・・・」


「そしたら、わたしの体の芯が次第に熱くなってきて、みるみる火照りだしたの。」

「それでどうしようもなくて・・・毎晩自分を慰めていたのよ。あなたを想って。」

「澄んだ瞳、可愛い唇、スカートから見える綺麗な脚、指先まで長い白い腕、その声。」

「そして、その制服の下に何が隠れているのかまで、毎晩想像していたのよ。」


こんな気持ち、あなたに分かるかしら・・・


そう告げる瑞希の左手には見覚えのあるハンカチが握られていた。

薄いピンクに紫の花柄があしらわれたタオル地製だ。

朱美は気づいた。

「それ、私が去年無くしたハンカチ・・・」


「無くしたんじゃないわ。私が借りたのよ、あなたから。」

うそぶく瑞希


「このハンカチにはあなたの匂いが染み付いている。汗がほとんどだけど。」


「それを嗅ぎながら、あなたのことを想って毎晩自分を慰めているの。」


「そう、あなたが眠ってたついさっきも、すぐ横でね。」


そういうと瑞希は左手でハンカチを自らの鼻に押し当てて、その香しくもすえた匂いを荒々しく吸い込み始めた。

そしてショーツの中に右手を入れ、ゆっくりと自分の陰部をまさぐりはじめた。


phase 12 PM 8:53

はぁはぁはぁ・・・

瑞希の荒い息遣いが朱美の耳に差し込まれる。


ふーふー・・・

ハンカチの匂いを嗅ぐ鼻息は、まるで牝豚のよう太かった。


普段の瑞希らしからぬ、卑猥で荒々しい姿が朱美の視界に広がる。

と同時にくちゅくちゅと淫肉の濡れた音が朱美の耳に忍び寄ってきた。

微かに流れる部屋のBGMは、瑞希の濡れた媚肉の音にかき消され、もう聞こえない。


そのうちに、瑞希の唇から甘い喘ぎ声が漏れてきた。

あぁぁぁ

んんっ!

はぁ・・・橘さん

ああ・・・好きよ・・・


普段のおしとやかで清楚な感じの声とは真逆の、まるで情婦のような卑猥な声色。

女の快感を知り尽くしたかのようないやらしさを醸し出していた。


「や、やめて下さい、先輩。な、なにしてるんですか・・・」


普段とは明らかに違う様子の瑞希を見て、動揺を隠せない朱美。

こんなことって・・・

ずっとあたしを目で追ってた?

優しくしてくれたのは、あたしが気になってから?

あたし、先輩に少し憧れてたのに・・・



それが今はあたしのハンカチをむさぼるように嗅ぎながら

目の前でだらしのない顔しながら

オナニーしているって!

やめて!嘘よ!こんなの先輩じゃない!


朱美は気がおかしくなりそうだった。


「橘さん、あなた、今『こんなの先輩じゃない』って顔したわよね。」


とろんとした目つきだが、心の奥を見透かすように朱美に顔を近づける瑞希。

朱美は息がつまりそうだった。

「でも、これが本当のあたしなの。そして今夜は私の願いが成就するの。」


アナタヲ ワタシノ モノニスル


麗しき淫獣の罠に、穢れのない獲物がかかった瞬間だった。


To be Continued

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